2020.3.31
今、「テレワーク」という言葉をよく耳にしますが、
定義としては、「tele = 離れた所」「work = 働く」をあわせた造語だそうです。
これって「在宅」とか「ノマド」とか、今までもにもずっとあった考え方で、とても合理的な方法です。
「テレワークに必要な設備」と言っても、大した機能も必要ありません。
・メールやチャット
・会議用ソフト(Skype等)
・情報を共有する場所(クラウド)
どれも無料で使用することができます。
それでは、今回は一体何が違うのでしょうか?
それは「すべての人」が影響を受ける【要素】の出現です。
これまでは、コンピューターが苦手な人や偉い人が「テレワーク(在宅・ノマド)」に反対、或いは拒否してきました。
理由は「よくわからないから」「管理しないとサボるかもしれない」など、一部の人による力が働いて鈍化していたのでしょう。
ムダな通勤時間を削る方法は、フリーランスになるしかありませんでした。
しかし、その一部の人たちも今回ばかりは重い腰を上げたのです。
(もちろんまだまだ数は少ないですが、、)
問題はあります。
・「よくわからないから」
・「管理しないとサボるかもしれない」
を解決しなければなりません。
まず、就業規則を変える必要があります。
給料や交通費は変わりますし、報告や評価の方法が変わります。
ここにはコンピューターは一切関係ありません。
人間同士の話し合いです。
テレワークに必要なハードウェアや環境も必要ですが、補助金がありますし、会社が用意すれば良いでしょう。
セキュリティ上の問題で、社員が用意するのはリスクが高いです。(BYOD)
一番問題なのは、
コンピューターが苦手な人の「よくわからないから」です。
特に偉いさんは、
わからない事を部下にさせたり、大事な決済の場面で「未読」だったりと在宅のシステム(仕組み)に絶対必要な約束が守れないのです。
システムは統一しなければ崩壊します。
自分で覚えるしかありません。
今回ばかりは逃げることはできません。
とても簡単なことなのに、やる必要がなかっただけ。
この問題さえクリアできれば、少しずつでも前進できるのです。
今回、いわゆるIT化を鈍化させていた問題が大きく改善されると思います。
むしろ改善されない組織は生き残れません。
人を評価する方法も大きく変わると言われています。
対面でのジェスチャーではなく、報告された結果を評価するからです。
5GやAI・クラウドの技術がもの凄いスピードで進んでいます。
輝かしい未来が待っているのです。
どれだけ素晴らしい技術や情報機器があっても、使えなければ意味がありません。
憎いコロナウィルスがもたらしたものは、悲しいマイナスばかりではなく、広義では人類の成長なのかもしれません。
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新型コロナウイルス感染症でお亡くなりになられた方に哀悼の意を表するとともに、御遺族の方には心よりお悔やみ申し上げます。