2021.6.30
先日軽くSNSに掲載したテーマについて、少し掘り下げたいと思います。
テーマ:【ゲームプログラミングについて】
■Nintendo Switch用ソフト
『ナビつき!つくってわかる はじめてゲームプログラミング』
https://www.nintendo.co.jp/switch/awuxa/
<感想>
最近話題の「プログラミング教育」に便乗した感じを見せつつも、なるほどナビがわかりやすくてさすが任天堂といったところ。
「ゲームプログラミング」と言えば、任天堂のファミリーベーシック(FAMILY BASIC)を思い出す人も多いのでは?(笑)
そこまで「創る意欲」を持っている人がいるとは思えないのだけれど、あれから様々な技術の進歩があって今があるのだ、と目頭が熱くなります。
作ったゲームは『任天堂のコミュニティ』に公開して一緒に遊ぶ・つながる、ができる様子。
(Nintendo Switch Onlineに加入が必要)
子供から大人まで。
「プログラミング」って言い切ってしまうのはどうなのかと思いますが、勉強代としてこの価格はかなり安いのではないでしょうか。
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以上が、SNS投稿内容。
SNSというヤツは怖いもので、
「文章の内容」よりも「その人との距離感」で投稿内容(コンテンツ)を判断してしまう。
なので、あまり思い切った文章を表現することが難しい。
今回は自分のブログで詳しく、本音を書きたいと思ったのです。
◆最近話題の「プログラミング教育」に便乗した感じを見せつつも、なるほどナビがわかりやすくてさすが任天堂といったところ。
▶︎実際、任天堂のナビゲーションは素晴らしい。
最近のゲームは海外でも有名な英語表記のソフトも多く、直感や解説動画(YouTube)に頼らざるを得ない中で、日本語でのわかりやすい説明に加えて「わざとつまづくステップ」を踏ませる。
わからなくなったらココに答えがあると教えるためでもあり、難しいルールを記憶に定着させる狙いもあるのだと思います。
『ゲーム』が教育の基盤になると言われている今、任天堂はすでにトップを走っている。
◆「ゲームプログラミング」と言えば、任天堂のファミリーベーシック(FAMILY BASIC)を思い出す人も多いのでは?(笑)
そこまで「創る意欲」を持っている人がいるとは思えないのだけれど、あれから様々な技術の進歩があって今があるのだ、と目頭が熱くなります。
▶︎FAMILY BASICは1984年(昭和59年)に発売。
つまり、コンピューターが簡単になったWindows95よりも前、さらにインターネットも普及していない時代。
当時は何時間もかけて手入力したデータを保存する場所が少なく、新しくゲームをプログラムするには古いデータを消去するしかなかったと言います。
今ならネットでプログラムをダウンロードして反映、大量のデータを本体HDDに保存できます。
好きなアプリを好きなだけダウンロード。
それが無料でできる時代。
◆作ったゲームは『任天堂のコミュニティ』に公開して一緒に遊ぶ・つながる、ができる様子。
(Nintendo Switch Onlineに加入が必要)
▶︎ここが任天堂の狙い。
1つには『教育としてゲーム』を浸透させる目的が大きいと思われますがもう1つに、『教育としての場所』を確保する、という狙いがあるようです。
機能自体は「フレンドであれば一緒に遊べる」、「知らないフレンドでも接点ができる」、「ブロックもできる」といった最近の『オンラインゲーム』ならば当たり前のもの。
ただこの「Nintendo Switch Online」が特別。
任天堂のサーバーで管理するので、いわゆる【垢BAN】やアカウントの特定、何か事件が発生した場合の訴訟までもが可能になります。
警察との連携も安心して任せられます。
今後まだまだ複雑化していくサイバー犯罪を考えると、親としては「ココで遊ばせておく方が安心」となるでしょう。
とは言え、任天堂はまだまだキッズに甘い(笑)
もっとモラルが向上するように教育的ポジションを確立して欲しい。
Nintendo Switch Onlineは有料ですが、数百円/月 です。
諸々の管理を考えると「安い」のです。
◆子供から大人まで。
「プログラミング」って言い切ってしまうのはどうなのかと思いますが、勉強代としてこの価格はかなり安いのではないでしょうか。
▶︎最後は落とす。
ちょっと任天堂さんを褒めすぎたので、最後はキッチリ落とします。
ソフト名が「ゲームプログラミング」となっているのだけれど、ゲームを作成するには任天堂Switchはもちろん、任天堂が創ったプログラミングルールに従わなければなりません。
しかも遊んでもらうには有料の「Nintendo Switch Online」のコミュニティに公開しなければならず、このソフトを使いこなせたところで「ゲームプログラマー」にはなれないのです。
むしろゲームを作るためには任天堂に100%依存する必要があり、見方を変えれば顧客を囲い込むための手法の一つに見えるでしょう。
例えて言うなら、
「WordPress」や「WIX」、「ペライチ」、「Jimdo」でwebサイトを作ることを『プログラミング』と呼んでその生徒を有料セミナーで集めるようなものです(笑)
(わかりますか?この例えwww)
たまにそういうインチキセミナーは見かけますが、そういう見せ方を任天堂にはして欲しくなかったかなと。。。
そうですね、、
任天堂ファンとしては、『つくってわかる ゲームプログラミング思考』ぐらいに留めておいてもらえれば、スッキリ気持ち良かったかな。
ちなみに価格は、
・パッケージ版:3,480円(税込)
・ダウンロード版:2,980円(税込)
めちゃくちゃ安いですよ(笑)
【ゲームプログラミング思考】
要するに、
・キャラクター(動くもの)
・モノ(動かないもの)
・ゲームルール
・操作性
・音楽
etc.
これらを「任天堂が決めたルール」を覚えて世界を創っていきます。
・これをこうすると動くけど、接続に失敗してると動かない。
・もっとこうしたいけれどルール上、可能か不可能か。
・うまくいかないのはルールが悪いのではなく自分が設定を間違えているから。
そんな『論理的思考』を育てる。
それでこの価格は安すぎるでしょwww
何度も失敗して、正解に辿り着ける精神力が子供にあるかは疑問ですが、その精神力を育てるというのも隠れた成果なのかもしれません。
落とすつもりが最後にまた上げてしまった(笑)
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はい。
こういった文章はなかなかSNSには投稿できません。
また良かったらブログ読みに来てくださいね☆