バックアップデータの考え方

2019.5.31

バックアップデータの考え方

以前、ブログ:
「捨てない」という考え方

https://grobaldeal.com/archives/736/amp


こちらにデータの大切さを書かせて頂きましたが、今回はそのデータをどのようにして守るかを書きたいと思います。


昨今の発達したIT技術を「なんとなく」ではなく、少しだけ意味や全体が見えてくれば、「今後どうなっていくか」が想像できるのかもしれません。

<時代背景>

20年ほど前、これまで難しかったPCが直感で操作できるようになりました。
Windowsですね。


1社に1台が、1人に1台与えられるようになり、会社の財産であるデータは「1つのデータサーバー」※にまとめて一括管理されるようになりました。


※データサーバー※
複雑な仕組みではなく、2台以上のつながったPCのデータは1台のPC本体に格納されていました。

データの共有を簡単にしたのもWindowsです。


有線LANから無線LANへ。
コードだらけの社内もスッキリして、高性能なノートPCも増えました。
自宅に持って帰って仕事ができるようにもなりましたね。

当然、「自宅にも1台欲しい」と家庭用のPCも普及し、値段も安くなっていきました。

便利になり、
どんどんデータを貯め込んでいく事が習慣化した一方で、【バックアップの仕方】が問題になったのです。


・ある日突然PCが起動しなくなる
・落とす、壊す、雨に濡れる
・ウィルスに感染する
・サポート切れ
等々


どれだけ高いPCでも、機械なので壊れます。

「あれだけバックアップを取っておいてって言ったのに!!」
なんて言われても、毎日バックアップを取るのは骨が折れます。


壊れてしまえば1週間、1ヶ月〜バックアップを忘れてたなんて事はザラでしたね笑


(ちなみに、大昔はすべて紙ですので、年末の大掃除で捨てられていた事でしょう)

さて、現在はどうなっているでしょうか?

前述のPCが壊れるという要因はすべて想定内です。
つまり、壊れて当然、「毎日のバックアップが前提」になっています。


PCは10万円以下で買うことができますし、データを入力する先はデスクトップのWord、Excelではなく、システム(アプリ)になっているはずです。

そのデータはクラウドに保管されています。


もしPC本体にしかデータがない場合はかなり危険だと思ってください。



多く使われている「iPhone」の場合、
充電中、Wi-FiにつながっていればiCloudに自動でバックアップされますね?


Amazon Photos を使えば、
画像データは無制限にサーバーに保管されていきます。


携帯の場合、電話帳や写真データが主なデータになりますが、それ以外のほとんどのデータは、パスワードを入れれば使えるアプリの中に格納されています。

例えばゲームアプリのデータはスマホ本体にはありません。

こちらもID・Passを入れてログインすれば見れますよね?


携帯はPCよりも壊れるリスクが高いので、より慎重、より確実にバックアップを取る体制を考える必要があります。



未だに「iCloud」や「Dropbox」を設定した事がないという人を見かけますが、それはまたかなり危険です。

自分はスマホは失くさない、壊れないと思っていたらそれは間違いなんです(笑)




まず、きちんとバックアップが取れている事を確認する必要があります。

そもそも本体に保存されるデータ入力の仕組みから考え直してみてください。


そして、大切なデータを本体に置かず、離れたクラウドに置くようになった分、最も重要なのは【パスワード】になったのです。


SNSやGmail、様々なアプリを管理しているのはパスワードです。
繰り返しになりますが、数万円のPCやスマホよりもパスワードが大切です!


*****
思ったより長くなってしまったので、
GoogleやApple、Amazon等が何を狙ってるかはまたの機会にしたいと思います笑


以上、
参考になれば幸いです。