2019.12.27
<時代背景>
仕事の連絡手段として、
一昔前は電話、或いはFAXが主要な役割を果たしていました。
そこからメール・チャットへ、グループウェア※へ、ついにはFacebookやLINEまでもが連絡手段として有効になりました。
少し前なら「仕事の連絡をLINEでするな」が常識でしたが、今やLINEのやり取りでも充分な証拠(エビデンス)となるのです。
※グループウェア
ここでは、社内などの閉鎖的な環境で情報を共有するシステムのことを指しています。
<潜在的な機能>
現代の連絡ツール(LINE、SNS、グループウェア)には、何かを「伝える・記録する」以外にも、ユーザーのステータス(オンライン・オフライン)、送信データの開封時間(既読・未読)などを把握する機能も備わっています。
これが恐ろしい。
人の意思は態度に表れ、表情を見れば気持ちがわかります。
今や、態度はステータスに表れ、開封時間を見れば気持ちがわかってしまうのです。
他にも、アイコン、アカウント名、背景画像、表示名、署名など、、細かい設定が可能になっていて、そこには人格そのものが表現されていることを我々はもっと知っておかなければなりません。
<一時的な心情>
前述の機能の中で、「ステータス」「開封時間」は特に注意しなければなりません。
一番わかりやすいのは【LINE】でしょうか?
LINEには開封時間(既読・未読)がわかる機能に加えて、【トーク一覧】が存在します。
■開封時間(既読・未読)
こちらは使用していれば実感されているかと思いますが、
・未読時間
・既読時間
・返信時間
などを見ればおおよその心情、気持ちがわかってしまいます。
様々な問題があり「プレビュー機能」が追加されたものの、さすがに「長時間のスルーは良くない」という認識は皆さんお持ちだと思います。
■トーク一覧
これは盲点かもしれません。
相手側のトーク一覧には「LINEをやり取りした相手」が時間順に並んでいます。
もちろんこれは我々は見ることができません。
例えば、A社・B社・C社に同じ依頼をコピペで送っているとしたら?
開封時間をコントロールしているつもりでも、相手には違うものが見えています。
だとしたらレスポンスは速いに越したことはありませんね。
中長期的に見ても、
よくやり取りする業者は上位に、あまりやり取りがなければ下位に、、
なんなら「非表示」にされているかもしれません(笑)
結局、、、
人間はラクな一覧の上位から選んでいくので、つまりは
『如何にして【トーク一覧】の上位に存在するか』
が今後を左右していくではないでしょうか?
それにはまず速いレスポンスが不可欠ですね。
はい。
本当に恐ろしい時代で(笑)
顔を見なくても心情がわかる。
設定を見れば人格がわかる。
2020年、5Gが始まればさらに複雑な機能が開発されます。
そんなドキドキの1年間をまたご一緒できれば幸いです。
来年も宜しくお願い申し上げます。