2021.2.28
これまで何かを楽しむためには【使用料】や【所有権】が必要でした。
価格競争の中でどんどん費用は安くなり、定額で楽しめる【サブスクリプション】という言葉がなじみ始めてまだ間もないのではないでしょうか?
しかし、
このなんでも低コストのコンテンツは、下記の資源を消費します。
・時間
・電気代
・通信費
・体力(睡眠時間・眼精疲労etc.)
特に注意しなければならないのは「時間」ですね。
そしてサービス提供者は、どうやってユーザーの時間を奪うか?確保するか?を考えているのです。
料金を請求しなくても、ユーザーの時間を確保できればお金が入る時代。
代わりに料金を回収する『大元締め』が存在するのです。
言い換えれば、
YouTuberはとにかく視聴者が喜ぶ、目が離せないコンテンツを発信し、『大元締め』が広告主から料金を回収する。
気づけば、ユーザーは何度も目に入ってきた「ある商品」を購入しています。
電気代や通信費の問題は、やがて解決すると思います。
技術的にはそんなに難しいわけではなく、問題は他にあると考えるからです。
それよりも問題視しなければならないことは、
体力(睡眠時間・眼精疲労etc.)を削られていること、でした。
時間の許す限り様々な動画コンテンツを観続けてしまうので、睡眠時間を奪われるだけではなく、めちゃくちゃ目が疲れます(笑)
ただでさえPCやスマホで目を酷使しているのに、おもしろいコンテンツがあると一気に観てしまう。
そこに催眠術かのように「ある商品」のPR動画が頭に流れ込む(笑)
そこにさらにeasyなコンテンツが誕生しました。
Clubhouseです。
クラブハウス
▶︎iPhone:App Store
▶︎Android:Google Play
※写真は7代目アイコン
「アクセル・マンスール(Axel Mansoor)さん」
「イヤホンで聴く」というかなりハードルの低いコンテンツ。
スピーカーとなれば話す必要があり、モデレーターともなれば目も神経も使う必要があるかと思いますが、最小限の労力として「耳」だけ傾ければ、充分に楽しめるコンテンツです。
コロナ禍で簡単に人が集まる環境が欲しかったというニーズと、ワイヤレスイヤホンの普及がドンピシャで相まって流行ったのだと思います。
『Clubhouse』に関してはこの先どうなるかはわかりません。
・広告が表示されて尚もユーザーが残るかどうか。
・ユーザーにインセンティブが支払われる仕組みがうまく機能するかどうか。
・Android版がリリースされる頃、まだ流行っているかどうか。
・GAFAが同じコンテンツをリリースしたらどうなるか。
そもそも『Clubhouse』は音楽のセッションのために作られたアプリであって、芸能人やビジネスマンの商売道具ではない。
っていう意見もあると思います(笑)
1つハッキリしている事は、人類がまたラクを覚えてしまったということ。
無料や低価格・定額は当たり前。
ワイヤレスイヤホンをつなぎっぱなしで聴くだけ。
疲れた目をこすりながら観るYouTubeの時代は早くも終わるのかもしれない。
時代は後戻りはしないのです。