2016.9.1
よくあるご質問:リスティング広告について
【リスティングかけてアクセスを増やしたい】
・Google AdWords(Ads)
・Yahoo!スポンサードサーチ(Yahoo!リスティング広告)
を使用して外部からの流入を増やしたい。
【回答】
ザルに水。
湯船にせんをせずにお湯をためるようなものです。
【ご説明】
よく月々10,000円〜ぐらいの定額でかけていきたいと相談されますが、うまく運用するためには月20万円〜30万円以上かかると言われています。
また通常の検索(自然検索)よりも直帰率が高く、90%の直帰は当たり前です。
つまり10万円かければ9万円捨てる計算です。
仮に10%が良質なユーザーだったとしても、サイト自体の直帰率が悪ければ問い合わせに至る確率は更に低くなります。
結論と致しましては、
まずはサイト自体のコンバージョン(問い合わせの確率)を上げてから、となります。
また、設定する『キーワードの選定』が一番難しいところです。
【補足】
リスティングとセットで話題に上がりますのはLP(ランディングページ)の作成です。
長いページでサービス(商品)説明の後、
「お問い合せはこちら」といったストーリー性のあるものが多いのですが、
LPを作成するには
・起承転結ができた興味を惹くストーリー
・見やすく整ったデザイン
等が必要なため、数十万円の制作費がかかります。
更に、
1ページで構成されているため、Google analyticsの解析上は前述の「良し悪し」が判別できません。
アクセスはあるのに問い合わせが思ったように来ない場合に、どこを改善すれば良いか結論が出にくいのです。
ヒートマップ等を使えばどこに興味があるかは把握できますが、その把握とコンバージョンの向上は必ずしも一致するものではありません。
いずれにしましても、簡単な1ページを作成して効果が出るものではありません。
また、
リスティングをかけるキーワードに関しましては、
・ビッグキーワード :競合が多く単価が高い
・スモールキーワード:競合は少なく単価も低いが、効果は薄い
上記をふまえた上で、 そのサイト(会社、店)が、
・どんなターゲットが欲しいか。
・どんなサービスで検索されたいか、売上が上がりやすいか。
・どのエリア(地域)で競合と勝負するか。
などのキーワードを選定する必要があります。
これはどんなサイトでも大変な工程となりますが、しっかり理解、把握されているサイトは全体の10%にも満たないと思います。
つまり90%以上のサイトはリスティングをかけられる状態ではないと考えています。
中には湯水のように資金を使い、リスティングを打たれている会社様がありますが、会社体質としてリスティングを止める事はもうできません。
Googleの突然の決定でPC画面・右サイドのリスティング枠がなくなったり、ある業種のリスティングは認められなくなっています。
そんなリスクの高い手段は弊社では絶対にお勧めできないのです。