アップデートは慎重に

2018.4.23

アップデートは慎重に

この記事は

1、いかにGoogleの影響力が大きいかという事。

2、現在、すごい速度で技術が進歩しているという事。

3、その求められているレベルが高すぎる事。


しかし、現実的には「その速度」や「レベル」に


・合わせる事ができる人

・合わせる事ができない人

に分かれています。
これは技術、知識、経済力など色々な障害があります。


その上で、
闇雲に最新版へアップデートしていくと、ついて来れない「部分」が障害となりますよっていうお話です☆


いずれ、それを切る必要が出てきます。


問題は、すべてが連動してアップデートしていくので、「それを切るつもりがなくても」否応なしに古くて機能しなくなります。


まぁ、

それが寂しいというか、切ないってお話ですね。。



【背景】

Google先生が良いサイトと言っているのは、

・スマホで見やすい事
・SSL認証化された「安全なサイト」である事
・ページ表示速度が速い事


もちろんこれらはすべてユーザー(閲覧者)の事を考えての事ですが、いかにGoogleの力が大きいかがちょっと身に沁みます。


なんだか、世の中の縮図と言うか、構図と言うべきか。。。笑


◆スマホで見やすい事

これはもうずっと言われてきた事なので新規サイトについてはほとんど対応済みですが、今あるサイトに対応するとなると、根底から考え直す必要があります。


そしてスマホ未対応は思いっきり順位・index数に影響します。

もう、絶対スマホです。

(今日はこのお話をしたいわけではないのでサラッとw)


◆SSL認証化された「安全なサイト」である事

要するに、認証局※に証明書を発行してもらうと、サイトURLが「https:〜」と表示される。

URLの横に鍵マークがつき、「安全なサイト」と表示されます。

※この認証局もGoogle先生が認めた会社じゃないとNG


さて、この件。。。
「s」が付くか付かないかだけですが、内部的にはURLが変わっているのでURLが含まれる部分をすべて変更しなければなりません。
(Google解析ツール等の設定も変更します。。)


で、、、何が問題か。

このGoogleの決定により、


・WordPress

・テーマ開発者
・プラグイン開発者


等が「WordPressユーザーがSSL認証を行う前提」で構造を修正、アップデートを出しています。


SSL認証に対応するタイミングが、

1、WordPressユーザー
2、テーマ、プラグイン開発者

それぞれで違うので、アップデートするタイミングが悪いとサイトがうまく表示されなくなります。


【例】
スマホOS、アプリのアップデートと同じ考え方です。
OSのアップデートに対応できないアプリは使えなくなります。
使えていたアプリが突然使えなくなると困りませんか?


こういう問題は常にあります。
古いOSのWindowsマシーンがサポートされなくなるのも同じですね。


ちなみにコレ、URLが変わるので一時的にサイト自体の順位が下がります。。
タイミングがめちゃくちゃ難しいですよね(笑)


「Sを付けましょう。順位下がるけどね。」みたいなwww


しかも早期に取り組んだサイトは最近Googleがダメって言った認証局を使っていたりします。。


※Symantecの認証局はNG。

(Symantec が所有する Thawte、VeriSign、Equifax、GeoTrust、RapidSSL などのブランドも含む)への信頼をGoogle Chromeにて無効化。


◆ページ表示速度が速い事

まぁこれは当たり前と言えば当たり前ですね。

ユーザーにとってサクサク観れた方が良いに決まってます☆

有名なWordPress(CMS)にはPHPが使われていますが、そのPHPの最新のバージョンに合わせるべく、サーバーのバージョンが上がります。


「最新の技術で、より速く処理できるサイト」


で、、、これまた同じ事が起こります。
対応していないものは使用不可となり、動作しなくなる。


元に戻す事はできます。ですが。。


質問です(笑)

あなたが、あるクラスの先生であるとき、ドンドン成長する生徒達の中に、ゼンゼン成長しない生徒がいる場合、、
その成長しない生徒に授業の速度を合わせますか??


はい、、答えは明白ですね。

1つのサーバーに複数のサイトが管理されている場合もあります。
使えなくなったテーマ、プラグイン等はひとまず諦めるしかありません。


尚、影響を受けるものを記述しておきます。

・PHPを使ったwebシステム
・CMSを使ったサイト(WordPress、MovableType、EC-CUBE、等)
・特に無料アプリ、WPテーマ、WPプラグイン


ちなみに、「スマホ対応策」として下記を使用している場合も影響を受けます。

・レスポンシブ対応のWPテーマ
・スマホサイトに見せかけるWPプラグイン


★現段階の結論としては、

すべてを最新の状態にアップデートする方が早い。

未対応のテーマ、プラグインは捨てる必要があります。
新しいものを探すか、独自で制作するか。


また、最近は圧倒的に数が多い「WordPressユーザー」を狙った海外スパムが多くなっているため、やはり最新版にするべきです。

<海外スパム>
・アカウント乗っ取り
・ページ内に広告、リンクを書き込まれる
・膨大なコメントを書き込まれる
・英文メール(広告、ウィルス)
等があります。


以上、
今日はご説明に5時間ぐらいかけたい内容を簡単に書きました。

参考にして頂けましたら幸いです。