無料集客ツールの罠と対策

2019.9.30

無料集客ツールの罠と対策

以前、一般の方を対象とした【有料コンテンツの価値】というブログを書きましたが、

https://grobaldeal.com/archives/1457/



今回はビジネス向けに使用されている無料集客ツールの罠について書きます。



■多く使用されている無料集客ツール


・SNS(Facebook、Instagram、Twitter)


・ブログ記事(WordPress、アメブロ)


・お手製のチラシ(店頭配布、DM、ポスティング)


予めお伝えしておきますが、

どれもしっかりとした戦略を立てればそれなりの効果を発揮します。


無料だからと闇雲に取り組むと罠にハマりやすい、というお話です。





■それぞれの問題点と対策



◯SNS

Facebook、Instagram、Twitter


<問題点>

アレもコレもと取り組みがちです。
スタッフ持ち回りにしても、専属スタッフがいるにせよ、複数のSNSを効果的に操るのは至難の技です。

無料という事もあり提供側もどんどん新しい機能を試してくるので、結果的に振り回されてしまうのです。


「今こんなことになっていて・・・」とスタッフが言い訳をしてきた事はないでしょうか?


尚、ネガティブ、アンチなコメントが露出しやすいのもSNSのデメリットです。


<対策>

無料と言えど時間を多く取られています。
Google analytics等で効果測定を行い、利用SNSを絞りましょう。
SNSにも旬が存在します。


更新時間の他にも、「いいね」をチェック時間も浪費の一つです。

明確な目的、作業指示を与え、SNSを使用する時間も限定しましょう。


Pass管理も含めて、新人にはさわらせないようにしてください。



◯ブログ記事

WordPress、アメブロ


<問題点>

ブログを書けば書くほど順位が上がった時代は終わりました。

異なるスタッフが同じような記事を書いてしまうケースも多いです。
義務感でおもしろくないブログを書くのも時間のムダです。
コピペでSNSと同じ内容をアップしている方も多いですね。

スマホで撮影した高画質の写真を何枚もアップしているのも、表示速度の問題で良くありません。


<対策>


こちらもGoogle analytics等で効果測定を行い、1つに絞りましょう。


特に発信することがなければやめてしまいましょう。


(逆に発信することがないのが問題です。)


テーマ(カテゴリー)を決めて、いくつかストックがあるぐらいの状態が理想です。

発信できるストックがないということは、サービスについて考える時間が不足しています。
ブログの更新よりも、考える時間が必要かもしれませんね。


写真(ギャラリー)はSNSに任せた方が良いです。

画像には代替テキストを入力することもお忘れなく。




◯お手製のチラシ

店頭配布、DM、ポスティング


<問題点>

社長自ら、或いはスタッフがチラシを作る会社さん、多いですね。。
20年ほど前の「Wordで作ってみた」時代は終わっています。。
今はほとんどのターゲットがスマホ端末を持つ時代。
恐ろしく目が肥えているのです。


また、プロに任せれば数万円の仕事を何時間もかけていませんか?

スタッフにはもっと他の大事なことをさせなければなりません。
無論、社長にはもっと重要な仕事がありますね。


「どんどん上手くなってるから大丈夫」とお考えかもしれませんが、
プロのデザイナーでさえも最新の技術を追いかけるのに必死なのです。


店頭配布・DM・ポスティングはしっかり計画を練らなければなりません。

最近は印刷代が安くなりましたが、内容が悪ければゴミとなってしまうのです。
もうティッシュを配って目立っていた時代ではないのです。



<対策>


これは絶対にプロに任せてください。

相談すれば、物量が多くても案外コストを抑えられる場合があります。

「過去にプロに任せたがあんまりだった」という場合は、
それはデザイナー或いはディレクターに問題があったのだと思います。


こちらも効果測定が大事です。

紙媒体は完全な解析ができませんが、少なくとも前回と比較できるような対策を取りましょう。

そもそも1回で成功する集客ツールではありません。

必ずデータを取っておきましょう。



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要点をまとめるつもりが、最後はなんだか力が入ってしまいました(笑)


本当に多いんです!!

「友達に作ってもらったから」
「身内が作ってくれたから」


っていう名刺やチラシ・・・。
そしてデザインデータ。。。


コンセプトを無視して進めると、後で余計にコストがかかります。



はい。まとめさせて頂きますが、

「無料」ということは競合他社もやっている可能性が高いです。
差別化は当然ですが、「そんなことに時間を使わない」という手もアリです。


取捨選択することで、膨大な時間を得ることになるでしょう。