2023.4.1
突然ですが、
月曜日が来るのが嫌で仕方がない人いますか?笑
月〜金で働いて金土でよく遊び、日曜日は休養日。
最高に楽しかった時間と気持ちよく眠った後に訪れる『月曜出勤の朝』。。
サザエさん症候群※なんて言葉が流行るほどの、現代社会の問題です。
(※ブルーマンデー症候群)とも言います。
でもそれは『人間として当たり前の反応であり、そもそも休みを取るからつらくなる』というのが今回のお話です。
考えてもみてください。
例えば休日に温泉旅行に行って、
楽しい移動時間、観光の後、ゆっくり温泉につかり、美味しいご飯を食べてお腹いっぱいになってお酒もしこたま飲んで、気持ちよく眠る。
月曜日(休み明け)には、
AM7:00のアラームで起こされ、急いで準備をして満員電車に飛び乗る。
AM9:00の始業時間までにメールチェック等を行なって戦闘体制に入る。
この温度差ですよ(笑)
熱い温泉からの、ギスギスとしたキナ臭い寒冷地へ。
そりゃあ、風邪も引くし心も疲れていきます。。
これで平気な強靭な精神が必要?
いいえ、それを『強い』と思い込んで麻痺してしまってるだけなんです。
この温度差を日本のサムライは耐え忍んできた??
違うのです。
日本において、その『日曜休み』がいつから存在したかご存知でしょうか?
<引用>
日本で日曜休みが始まったのは1876年(明治9年)。
官公庁で土曜半休、日曜休日制が実施されました。
それまでの官公庁は1868年(明治元年)の太政官布告によって、31日を除く1日と6日がお休みでした。
==
はい。
『日曜休み』はまだ150年ほどしか実用化されておらず、
これが「必ずしも正解ではない」というのが真実です。
未来で「こんな過酷な時代もあった」なんて言われる日が来るのかもしれません。
そして、
そもそも日曜日とは、キリスト教においての『安息日』であり、教会に行く日。
えっと。。
毎週日曜日に教会へ行って、讃美歌を歌ってる人いますか?笑
今話題の宗教団体のことは色々聞きますし、知人でも会ったことがあります。
しかし『敬虔なクリスチャン』には未だにお会いしたことがありません。
(日本では比較的少ない、という意味です。)
つまり、
そんな少数派の生活習慣に、当然のように合わせてしまってて良いのでしょうか?
と、問いたいわけなんです。
1980年代、週休2日制へ。
1987年に労働基準法が「週48時間制」から「週40時間制」に改定されたことで普及し、仕事の生産性を高めるため、しっかり休養を取りましょうということになりました。
それからまだ40年ほど。
さらに【働き方改革】の波に乗って”週休3日制”になるところまで来ています。
ストップ。ストップ。
ちょっと待ってくださいよと。。
そうなるとその8時間、残りの4日で補うことになります。
1日あたりの負担は2時間です。
平日と休日の温度差が更にまた激しくなるでしょう。。
ではどうすれば良いか?
-定休日をなくすべきです。-
心身に負担が大きい温度差をなくすべきなんです。
「週40時間制」の考えに従うのであれば、毎日働いても1日5.8時間ほどの計算です。
午前10時から働き始めたとして、午後4時には終わります。
例えばの話ですが、
シングルでも、朝に子どもを幼稚園に預けて、夕方迎えに行けます。
フレックスを設ければ午後1時に出勤して午後7時まで。
役所に行きたい人は午前中に行けます。
昼休みを長く取って、友達と遊びに行っても良いのではないでしょうか?
ちょっと考えただけでも改善案がたくさん出てきます。
大事なことは、
そもそも『週7日』という分け方自体が『太陽暦』に従っているだけであって、その中の日曜日を定休にしているのは、特定の宗教のルールの1つであり、人類が働く上で絶対条件ではないということ。
さらには、現代人が忌み嫌う「月曜日」は、平日と休日の温度差が原因ということ。
この大きなストレスをなくすことは、日本人労働者の生活を大きく変えるかもしれないし、もっと前向きに働こうという意欲が増大して、みんなが幸せになるかもしれません。
ちなみに、、
日曜休日制がなかった時代の日本人は、それぞれの職業に合わせて休日を取っていたようです。
考えてみれば当たり前ですよね。
お百姓さんはお天道様に合わせますし、武士や鍛冶屋は戦の頻度によります。
残念ながら毎日飲み歩くような人は今より多かったようですが、現代のような娯楽やネット環境がなかった時代なのです。
仕事柄、
「いつ休んでますか?」とか「いつ寝てますか?」みたいな質問が多く、
「休みたいとき以外はずっと仕事してます」と答えることが多いのですが、
「それは大変ですね」と言われる度に、
いやいやいやいやw
それはこっちのセリフ!!!
とずっと思っていました(笑)
本来、仕事は楽しいもの。
調子が上がってきて「これから」というタイミングでも強制的に休みに入る。
で、仕事したくないタイミングで働かされる。
人間は、強制的に労働させられるのは大嫌いな生き物なんですよ。
それは歴史が証明しています。
はい。
今回は現代病「サザエさん症候群(ブルーマンデー症候群)」を治せるというお話でした。