AI依存のお話

2024.11.1

AI依存のお話

そもそも【AI依存】とは、

人間がAI(人工知能)に頼り過ぎることで下記のようなデメリットを被ること。


・人間が主体的に思考や行動することを阻害。
・人間の能力や個性が失われたり、間違った情報に惑わされたりする。



今もうすでに、『生成 AI』や『LLM(大規模言語モデル)』が便利過ぎて、使わない日はないという人がいるかもしれません。


それはもう「依存している」と言って良いと思います。


海外では、依存してしまったAIキャラクターが原因で自殺してしまった少年も出ているようです。


今日は、そんな【AI依存】の先に、何が起こるかを論じていきます。



「何の話かちょっと意味がわからない笑」という方の為に、もう少しだけ具体的に今回のテーマの問題についてご説明致します。

要するに、

『生成AI』を使用すれば画像や動画、文章を簡単に作れる。


『LLM(大規模言語モデル)』のおかげで、人間と会話しているかのような感覚で、どんどん疑問を質問・解消していくことができる。



そりゃあ、便利ですよね。


言わずもがな、画像や動画の制作時間は短縮できますし、Google検索で何ページも開いて文章をまとめなくても、ほぼほぼ正解に辿り着く。

でもラクだからってそればっかりやってると、


AIの検索結果に沿った『人生』となり、そこには個性もなければ卓越した技術もないですよね
っていうリスクが潜んでいます。


さらにその習慣には依存性がありますよっていう怖いお話なんです。


以前のブログ、

◆情報弱者?と協力者のお話
https://grobaldeal.com/archives/4005


こちらに、
「情報収集ばかりするのではなく、自分にとって本当に必要なデータを収集し、管理できることの方が強者」ということを書かせて頂いています。



誰でも簡単に生成、或いは収集できる情報(データ)にさほど大きな価値はなく、ましてやそれに依存してしまうのは如何なものか?という疑念を持ってしまうわけです。



人間はすぐにラクな方へ傾いてしまう生き物。


AIで作成、収集した結果(成果物)をすべてだと思って、それ以上の探求をしなくなる可能性が高いと想像できてしまいます。

そしてそこにミスや欠陥が見つかった時、すべてAIのせいにしてしまうのも人間なのではないでしょうか?

 

『依存』は何であれ、身を滅ぼします。

世界中で【AI依存】が浸透した段階で、クラッカーがその脆弱なセキュリティを攻撃するのは目に見えています。


今はまだ生成AIの黎明期なのでどこが狙われるかはわかりませんが、

「メッセージングアプリと言えばLINE」ぐらいのシェアも持つAIが現れた時、必ずそのユーザーが狙われるでしょう。


その頃、もしあなたが【AI依存】の道を爆進してしまっているならば、クラッカーの攻撃は絶対に防げません。


「そのアプリ危ないらしいよ」って言われた時に、すぐ辞められることが望ましいですね。

 

もう何十年も前から、

「AIは怖い」、「シンギュラリティはいつだ」みたいな論争が続いていますが、


結局のところ、
人間がAIに依存してしまうことが目に見えていたから”怖い”ってことなんでしょうね(笑)


AIが怖いと言うより、弱い人間こそが恐ろしい。


「海外のホラー映画にありがちなパターン」みたいな結論ですが宜しいでしょうか。