DAOの真実

2022.6.23

DAOの真実

まず初めに、

以前「メタバースで試すべき社会実験」でも書かせて頂きましたが、


今世間で騒がれている下記の事柄の価値は、お金儲けや新しいビジネスのためではありません。

・ブロックチェーン
・仮想通貨
・メタバース
・NFT
・DAO


『これまでできなかった事ができるようになった事』がきっかけで、あれもこれも実現できるようになった、

という技術革新です。

一連の革新を総じて【web3】とも呼びます。


そして大切なことは、まだまだ未熟であって、これから完成されていく道。


それを「お金儲けができる」という謳い文句で人を集めているヤカラは、YouTuberにせよ、ブロガー・評論家は絶対に信用してはいけません。

人を集めることでメリットがある解説者は、話題性が高いからテーマに選んでいるだけなのです。


メタバースも同じ。

人が集まれば仮想通貨の価値が上がり、メリットがあるのです。


遅れて投資を始めたところで、資本家が勝つ構図になっています。


【web3】をお金儲けの目的とするのではなく、新しい技術を体験するというスタンスで挑むぐらいが丁度良いでしょう。


さて今回は、
特に【DAO】について書かせていただきます。

それは投資としてプロジェクトに参加した場合に損をするだけではなく、悪に加担する可能性を孕むという事を充分に理解して頂きたいのです。


ブログ記事やYouTubeで、解説者が口を揃えたように最後に説明している『DAOのデメリット』。


そこが説明不足であり無責任すぎるので、その部分に注意を払いつつ、DAOを説明していきます。


また、
「これまでの縦社会からの解放」のような心地良い表現ばかりが目立ちますが、本当にそうなのでしょうか?


DAOの真実を紐解いていきたいと思います。

 

 



【DAO】とは?


▶︎自律分散型組織※

:Decentralized Autonomous Organization


:対義語・・・中央集権型組織



※分散型自律組織とも言いますが、今回は対義語に合わせます。
非中央集権型組織とも呼びます。


難しいテクニカルな仕組みは抜きにして、新しい組織形態のことです。

技術よりもその概念が重要で、これまでの組織のあり方を根底から覆しています。

 

下記に違いを並べてみます。


◆中央集権型組織


・リーダーが治める組織
・ピラミッド型(縦)

・サーバーとクライアント

・リーダーと構成員
・授業
・給料
・責任者の存在(有)




◆自律分散型組織



・リーダーが存在しない組織
・サークル型(横)
・クライアントのみ

・構成員のみ
・自習
・インセンティブ
・責任者の存在(無)


どうしたら伝わりやすいかな?と考えて
一部にニュアンスを入れておきました(笑)


いかがでしょうか?
何となくでも違いがわかりましたでしょうか?





さてさて、技術的なお話の前に、

このDAOという『新しい組織形態』がなぜ爆発的に流行っているかを考えましょう。


「人を集めれば儲かる人」以外に、
得をする人がいます。


誰でしょうか?


はい。そうです。


答えは【責任者】です。


社長やリーダーなどの責任者が負う重荷が大きく軽減されています。

(発案者、発起人の責任は皆無とは言いません。)



以下はDAO社会、最大のデメリットであり、解説者が発信しないマイナス要因。

悪の温床ともなり得ることなので、恐らくどこにも書かれていません。


皆さんは「半グレ」という言葉をご存知でしょうか?


昔のようにわかりやすいヤクザの組長や、暴走族の総長などは少なくなり、悪い人と良い人の見分けがつかなくなっていますよね。。


「トップがすべての責任を負う世の中」が変わりつつあるのです。


それでも悪事(お金儲け)を働く人たちは、
1つの悪事に必要な構成員だけが集まり、終われば解散する。
そんな新しいスタイル。


組織で行動するのではなく、あくまでも個人で複数の悪事を働く為、警察としては1つ1つの事件を解決しなければならないそうです。


「諸悪の根源を摘み取れば解決」、なんてシンプルなものでもありません。



これは今の時代にも則していて、
会社組織として仕事をするのではなく、様々なチームでプロジェクトに参加するフリーランス(個人事業主)が増加していますよね。


組織の看板や特徴、社風、理念などを大事にするあまり手を出しにくいプロジェクトは、別の屋号を使ってコンセプトチームを組織する会社も多いです。


要するに、『企画の迅速化』と『責任の軽減』が時代背景としてあるのです。

今、世の中で騒いでいる発信者のほとんどが、DAOのメリットである『企画の迅速化』だけを訴えています。



長くなってしまいますが、、

デメリットである『責任の軽減』についてもう少し掘り下げます。

 



DAOの解説者が口を揃えて言っているのが、
スマートコントラクトによる「契約の簡素化」です。


ここも難しい技術の話は避けましょう(笑)


スマートコントラクトによって自動化された契約は、簡素かつ迅速に履行される。

自動販売機みたいに便利だ、と。



確かに24時間、手軽に購入できる自動販売機は便利ですが、


それは単価が低いジュースやタバコだからであって、数万円単位の商品だったらどうでしょうか??



下記のような契約を自動販売機で結べますか??


・プロジェクトの参加
・雇用契約
・婚姻契約
・交際契約


少し意地悪な質問になってしまいましたが、笑

1つ目の「プロジェクトの参加」は、

DAOの特徴と言われていている『企画の迅速化』の為の仕組み。

ここに関しては、プロジェクトに対する投資なので、成功も失敗も契約者の自己責任で良いと思います。


ただこの時、ポンジスキームには充分に注意してください。
自分が損をするだけではなく、他人を巻き込む可能性もあります。

給付金詐欺などにも「知らずに加担してしまうケース」があるようです。

 

それ以下に並べた雇用契約や婚姻契約などの【契約】にもまた、

『企画の迅速化』と『責任の軽減』が進むという流れなのです。



考えてみてください。
終身雇用制度なんていう、重荷を背負って利益が残せますか?


考えてみてください。
日本の離婚率は約35%になっています。今の婚姻制度は正しいですか?


男女の収入格差がなくなる一方で、支出は割り勘になってますか?



考えてもみてください。

誰が責任者で、誰が負担していましたか??

 



かつての日本には、


心意気、甲斐性、見栄、面目、背中、大黒柱、、


なんて言葉がありました。


それが『企画の迅速化』なんて言葉を隠れ蓑にして、『責任の軽減』が急激に進んでいます。



古い体質の「中央集権型」をやめて、新しい「自律分散型」へ。

社長やリーダーが偉そうにしていた「縦社会」からの解放。


しかしそれは、構成員からの目線なのです。。



人の願望を叶える為に新しい技術が生まれます。

このDAOという新しい組織形態は、
責任者の願望であり、これまでの組織のあり方を根底から覆した概念なのです。