アカウント管理のお話



2020.10.31


アカウント管理のお話




以前、「バックアップデータの考え方」で書いたのですが、


あなたの「大切なデータ」のほとんどはクラウドサーバー上にあります。
むしろ物理的には、端末の中に保存した状態は危険と言えます。


(適切な設定をして自動でバックアップを行なってください。)



その上で、パスワードの重要性を説明させて頂きました。

あれから様々な事件もあり、指紋認証から顔認証、二段階認証などの認証技術がかなり進歩しました。

本人でも認証に失敗するぐらいに厳しくなりましたが、それでもまだ「絶対に安心」からは程遠いというのが現状です。


それでも、大切なデータを「壊れて当たり前の端末(ローカル)」だけに保存することは、ハッキングされるよりもリスクが高いという事を再度ご理解頂けましたら幸いです。




ちなみに、GoogleやApple、Amazon等が狙ってるのは、

その大切なデータを安全に保管できる場所の提供であり、完全な依存の関係です。
データはいわば人質になっています(笑)
そして利用されています。

(今後プライバシーはもっと問題になっていきます。)


それは百も承知ですが、それほどに現代社会はデータに溢れ保管場所に困っているのです。
これからさらにデータは増え続けます。

X-Tech(クロステック)で多様化し、5Gの転送速度であっという間にクラウドは容量制限に達します。

そして追加料金を支払うという、、、(笑)


それでも、その広大で安全な場所を確保できるのは巨大IT企業だけであり、保管コストをかけてでもデータをうまく活用できる人が得をする時代なのです。



さて、あなたはどのくらいアカウントをお持ちでしょうか?


<アカウントの定義>

ユーザーがネットワークやコンピュータやサイトなどにログインするための権利。

スマホやPCにログインするところから始まって、友達に連絡を取るツール、SNSを見て音楽を聴いて、ゲームをして動画を観て、、天気やニュースを調べたり、、。

普段は自動でログインできているので意識していませんが、仕事関連のアカウントを含めればもはや数えきれない数のアカウントを持っていると思います。

パスワードを忘れたり、アカウントに結びついているメールアドレスを変更してしまってログインできなくなったり、、複数アカウントの使い分けが面倒になって放置してたら乗っ取られたり、、、。


【アカウント管理】の失敗は、例え無料アカウントであっても大きな損失です。
費やした時間や労力、そして大切なデータを失うことは、もはや資産の損失なのです。


それでもアカウントを喪失してしまうのは、「無料だからまだ作れば良い」という感覚とか、セキュリティの問題でどんどん複雑になっている作業やアップデートの煩わしさなどが原因でしょう。

逆に、喪失する可能性がある資産としての認識があり、そこに人生を懸けるほどのリスクは負えないのが常識です。


実際、本当に大事な権利(資産)は正式な紙面・押印や正式な手続きがなければ変更できません。


<参考:シングルサインオン>

1つのマスターアカウント(Pass)で、複数のアカウントにログインできるサービス。

普及すると思いましたが、有料サービスだからなのかあまり浸透していません。
アカウントが多すぎてに困っている方は、ぜひ一度調べてみてください。




では、『絶対に喪失しないアカウント』があればどうでしょうか?


例えばわかりやすいところで、



・1日何時間も費やして育てたゲームアカウント。
・日々撮影している大切な写真を保管しているアカウント。
・もし災害で家ごと失ってしまっても財産を担保できるアカウント。
・個人の履歴や信用を誰にも改ざんされないアカウント。


それを可能にするのが【ブロックチェーン】の技術です。


すでに暗号通貨で使用されている技術ですが、
これは「絶対に改ざんされないという信用」がある事で、デジタルデータが貨幣と同等の価値を担保するまでに至った、という大きな革新なのです。


そもそも貨幣(紙幣)は偽造できないから価値がありますが、実際はただの紙と金属。
これを信用できるに値する、という事で古くから流通しています。


同じことがデジタルデータに起こった、という事なんです。


アナログは劣化するのでデジタルに、その改ざん防止の為に「ブロックチェーン」の時代に。
という意味合いでご理解いただければ幸いです。


暗号通貨以外にも色々応用されています。
ここ数年で普及したキャッシュレス決済(フィンテック)もそうです。


これらは日々進化するのでGoogle先生にも確認してください☆


まだ完全ではありませんが「絶対に喪失しないアカウント」が可能という事です。



「絶対に喪失しない」という事は、人生を懸ける価値があるということです。


僕の好きな言葉に【知識は誰にも奪われない】というユダヤ人の教えがあります。

お金や物に執着しても、心の安定や幸せを得ることができないと理解しています。


その絶対領域である「頭の中」に近い場所を、デジタルで作り出せるということ。


あらゆる業界で起こるX-Tech(クロステック)の管理データは、ブロックチェーン技術によって価値が何倍も高くなるということなんです。


国のマイナンバー制度も必ずここに行き着きます。
信用情報も、選挙投票も、キャリアや犯罪履歴までも。


すべての情報を紐づけるということが可能になります。
(もちろん、今度はプライバシーの課題があります。)




これは想像の世界になりますが、


1つのアカウントにここまでの価値を持たせることができるということは、いよいよ『Second Life』※ が現実と変わらない価値を持つレベルになります。


『Second Life』


僕はやってなかったのですが、
ゲームの世界で自分のアバター(アカウント)が現実とは異なる生活を送ることができ、買い物はもちろん仕事や結婚などもできたそうです。


今から10年〜20年前なので、当時は「ダメ人間」になるとか、オタク、引きこもりといったマイナスイメージに加え、通信速度やハードスペックの問題で日本ではそこまで流行らなかったみたいです。


でも、今ならどうですか??


ここまでスマホが普及して、5Gで通信速度も向上。
コロナで外出や団体行事が難しく、エンターテイメントが不足。
現実社会が充実しないからSNSも衰退。

そしてここにブロックチェーンの技術。



何も、「ゲームの世界に入り浸ろう」という事ではなく、

EdTech(×教育)について、でご説明したように、VR(疑似体験学習)やオンライン学習の環境が作りやすいという事なんです。


コロナだけではなく、伝染病や災害はこれからも発生します。




はい☆


メディア等の問題から再教育、生涯学習の重要性。

各業界への最新テクノロジーの応用。

ブロックチェーンに守られたアカウントが、アニメやゲームでイメージされた様々な機能を持って進化していく。


そんな近未来を一気に書かせて頂きました。
これがイメージできている人と、できていない人に大きな差ができるのは間違いありません。